2011-01-01から1年間の記事一覧

「センター利用試験 受験料安くして真価問うべき」という朝日新聞「視点」の投稿に対して、受験生側から考えてみる

今日の朝日新聞朝刊「私の視点」にフェリス女学院大教授であり学生部長という、高田明典氏が センター利用試験 受験料安くし真価問うべき というコラムを書いていて、何と大学関係者であるのに、 「センター利用試験」の受験料について、高すぎると思ってき…

ネタバレそのもの 映画「チャイナ・シンドローム」

昨夜NHK BSシネマで放送されていた映画、「チャイナ・シンドローム*1を見ました。もし今年の3月以前に見たならば、「古い映画」の一言で終わる作品でしょう、1979年公開の映画ですから。 でも、3.11後の今見ると、また違った感慨を持たずにはいられません、…

私のピアスライフ (40歳を過ぎてから娘と一緒にピアスをあけた顛末)

身体髪膚これを父母に受く あえて毀傷せざるは孝の始めなり (しんたいはっぷこれをふぼにうく あえてきしょうせざるはこうのはじめなり) 孝経より(意味)「人の身体はすべて父母から恵まれたものであるから、傷つけないようにするのが孝行の始めである。…

NHK朝の連続ドラマ「カーネーション」の結婚観に唸る、そして色々考えさせられる

NHK朝の連続ドラマ「カーネーション」*1にはまっています。 2007年の「ちりとてちん」*2以来のはまりっぷりです。「ちりとてちん」の時には、朝一番で7時半からのBSの放送を見て、その後地上波で見て、お昼の再放送で見て、流石に夜のBS再放送は見ませんでし…

今日の東京の空(寒冷前線の雲の写真)

2011年11月20日16時36分から16時59分の間にiPhoneで撮影しました。 東京都心から見た南、及び西の空です。

「貸家が日本を救う」を実践してしまったこと

今朝の朝日新聞のオピニオン欄は、「貸家が日本を救う」というタイトルの神戸大学大学院教授、平山洋介氏へのインタビュー、だったのですが、実は我が家も丁度一ヶ月前に、横浜の賃貸マンションから都心の賃貸マンションへの引っ越しを敢行!致しました。 た…

「情けは他人の為ならず」←くれぐれも正しい意味で。

爽やかな秋空の日にこういうものを読むと、一気に気持ちが減退してしまうのですが。発言小町「妊婦です。優先席でお願いすることついて。」乳母車バリケード Hagex-day.info 以前にも書いたことがあるのですが*1 妊婦や子連れのママは、周囲への出来る限りの…

親が知っておくべき、帰国受験の大学入試 後編

親が知っておくべき、帰国受験の大学入試 前編 より続く かつて帰国入試の大学受験をした子どもを持つ親として(少々変則的な帰国生ではありましたが)、各大学の帰国入試をざっと、あくまでもざっと見た感じ、 「海外で高校生活をしてきた受験生の実情を理…

親が知っておくべき、帰国受験の大学入試 前編

親の海外転勤に同行し海外の高校を卒業して日本の大学に進学しようという日本人子弟、いわゆる「帰国入試で大学受験する」帰国子女たちが、5月〜6月に行われる現地の高校の卒業式を終えて日本に帰ってくるのは例年6月の末です。そして殆どは9月から始まり来…

ドイツからイギリスに旅行した時のお話 その2

ドイツからイギリスに旅行した時のお話 その1 から続く 第3日目 この日はまた一家4人で、一等車といえども決して綺麗(清潔という意味でも)とはいえない電車に延々と乗って、今度はイギリスの西海岸を南に下りて湖水地方に向かいました。複数の鉄道会社に乗…

ドイツからイギリスに旅行した時のお話 その1

ドイツに赴任した2004年の夏、7月の末にドイツからイギリスへ家族で旅行しました。 5月の末に家族でドイツに上陸して、仮住まい生活、慣れない外国で全くわからないドイツ語生活、等々で、「夏休みに家族で旅行」などという余裕の発想は全くなかった我が家で…

「民の緑のカーテン」と「節電」の真実

宮殿の高台から民のかまどの煙の立ち具合を見て、民が困窮しているかどうかを気にされたのは、中国の皇帝だったか、本邦のいにしえの天皇だったか忘れましたが、2011年夏の日本において、もし民の家が立ち並ぶあたりやマンション群などご覧になってみれば、…

マーゴン去った後、やませが運んできた涼しさと放射線

やませ(山背)とは、春から秋に、オホーツク海気団より吹く冷たく湿った北東風または東風(こち)のこと。特に梅雨明け後に吹く冷気を言うことが多い。 やませは、北海道・東北地方・関東地方の太平洋側に吹き付け、海上と沿岸付近、海に面した平野に濃霧を…

なでしこジャパンを誇りに思います by 準々決勝ドイツ戦勝利からの古参 or にわかファン

先に正直にお断りしておきますが、女子サッカーに関しては、今回FIFA 女子ワールドカップの準々決勝が行われるまで全く関心ありませんでした。言い訳をすれば、元々私は男子のサッカーにもさしたる関心がないから、なのですが、いやいやそれは違っていますね…

2011年の「海の日」に「原発はいらない」(小出裕章 著)を読んだこと

私が子供の頃にはなかった「海の日」が1995年に定められた時、当時は「7月20日は海の日」と固定だったのですが(今は7月の第三月曜日)、「何故に7月20日?」と疑問を持ったのですが、何せまだGoogleさんがない先史時代(!)だったので今のようにすぐにお手…

3.11後にやめたこと二つ、 そして「ER緊急救命室」を全シーズン通して見る私的プロジェクト

「3.11以前にはしていて、3.11後にやめてしまったこと」 というものがあるとすれば、私の場合、高層ビルのレストランでの食事と、映画館での映画鑑賞ですね。「高い場所にあるレストラン」といえば、横浜ロイヤルパークホテルの68階だったかのフレンチ(その…

IKEA港北 雑感

ATMでも何とかトーナッツ屋でも古くはアイスクリーム屋でもデパ地下の人気ショップでも、無意味に列を作って延々と待たなくてはならない状態というものが大嫌いなので、「どうしてもその場所に行きたい(食べたい)/行かねばならない(食べねばならない)」…

放射能汚染の不安の中で子育てしている若いママたちに申し訳なさでいっぱい

自治体が子供一人一人に線量計を配布公園の砂場閉鎖校庭での体育・部活動自粛屋外プールでの水泳授業自粛衣替えの季節であるが長袖登校を推奨・・・。どれもこれもが、半年前には日本人の誰一人として考えもしなかった異常な事態です。 この次には、どんな皺…

全国の原発を再稼働して大丈夫なんでしょうか?

つい数日前、「脱原発」の観点から菅直人総理大臣を持ち上げる長文のエントリー*1を上げたと思ったら、今日の朝日新聞の朝刊によると、菅総理 停止原発 再開を支持 「安全なら稼働」 だそうで。 まあ、昨日の時点で海江田万里経済産業大臣が、 全国の原発に…

*「脱原発」のためには、ここは一つ、菅直人総理大臣に続投してもらうしか・・・

我が国の総理大臣である、菅直人という方へ、ここのところ毎日野党議員は勿論、与党内からも、「菅総理こそが『復興』の妨げである」 「被災地の復興のために一日も早くお辞めいただきたい」の大合唱。まあ、日替わりならぬ1年で交代が相場の日本の首相の任…

*「ドイツ、2022年までに脱原発」というニュースを聞いて、雑感

ドイツに駐在していたごく初期に、部屋のペンキの塗り替えに職人さんが来たことがありました。本来ならば入居する前に塗り替えをしてもらうはずだったのですが、塗料が欠品とか何ちゃらで、娘の部屋になる予定の小さな部屋のみ入居後に塗って貰うことになり…

「茶道」は壮大な伝言ゲーム

私が毎週お稽古に通っている茶道の先生のお社中の大先輩が、来月、とある研修会で「茶通(さつう)」というお点前をなさるので、先月からお稽古をなさっています。この世界に全く関係のない方にとっては説明が必要かと思いますが、茶道においては、どの流派…

 地震国の原発 「日本は地震国だから無理」、それが理由。

その時の周りの風景の記憶から思うに、私が小学校2、3年の頃だったと思うのですが、母にこう訊ねたことがありました。 「共産党って、なあに?」 と。それに対する母の答を今でも覚えているのですが、 「そうねえ・・・。共産党の世の中になったら、パパは死…

楽観と悲観と  復興と原発事故に関して

今年の4月は例年より気温が低い日が多くて、そうでなくても「春爛漫」という気分になれなかった毎日だったのですが、時折、東北の復興、日本の復興は大丈夫なんじゃない?と根拠もなく楽観的に思えることがあります。いえ、根拠がない訳ではありません。寧ろ…

「3.11」後、子どもの学校どうしますか? ②

気がついたら、NHKの天気予報でさりげなく福島県地方の風向きの予想図が出たり、朝日新聞で毎日関東甲信越東北の大気中の放射線量観測値が掲載されているのが、いつの間にか「日常」になりつつある今日この頃。 昨日のエントリーに続いて、具体的に「3.11後…

「3.11」後、子どもの学校どうしますか? ①

3月11日金曜日14時46分、あなたのお子さんはどこにいましたか? 振り返れば、阪神大震災(1月17日火曜日午前5時46分)は、成人の日を含む三連休の翌日でしかも未明。殆どの家族は一緒に自宅でこの地震に遭いました。自宅で眠っている時間だからこそ、自宅が…

携帯カメラとYoutubeの時代の大震災

今回の「東日本大震災」は「1000年に一度の大地震」ということになっていて、防潮堤も港湾や建物の設計も、そして原発も「想定外の規模の津波」の被害に遭ってしまった、ということになっています。 ところがよくよく聞いてみるとそれは真実ではなく、「明治…

地震後を京都で過ごしたこと

京都はパリ、だとは思いませんか。 古都という共通点だけではなく。 鴨川はセーヌ川。 三条大橋は、ポンヌフ。 誰もが訪れるノートルダムは清水寺。 否、地理的には下鴨神社がシテ島のノートルダム? 嵐山はブローニュの森。 古いお寺や教会に混じって新しい…

大学入試の季節 雑感

人間、渦中にある時にはシステムに疑問や憤りを感じていても、いざ当事者を離れてしまうと「もう自分には関係ないから」と無関心になるものです。中高の部活で、1年生の時は部活の上下関係の理不尽な伝統を押し付ける先輩たちに服従しつつ「私たちが3年生に…

毛皮のコート雑感

以前、Schönes Mai(美しき5月)とドイツ人の顔についての考察というエントリーを書いたのですが、ドイツの冬に感じた毛皮のコートにまつわる諸々。 11月頃からもう気温は日本(首都圏)の真冬以下(日中の最高気温が10度以下)になってずんずん下降し12月〜…