地震国の原発 「日本は地震国だから無理」、それが理由。

その時の周りの風景の記憶から思うに、私が小学校2、3年の頃だったと思うのですが、母にこう訊ねたことがありました。


共産党って、なあに?」


と。それに対する母の答を今でも覚えているのですが、


「そうねえ・・・。共産党の世の中になったら、パパは死刑になっちゃうの。パパだけでなくて、大きな会社にお勤めしている人はみんなよ。」



注①:ちなみに、これは文化革命当時の中国の話ではありません。
注②:ちなみに「死刑」になる可能性があった父とは、ルイ16世のことではなく、単に企業のサラリーマン、しかも勿論社長でも専務でもなく当時、課長、だったかと。



高度成長期における典型的なサラリーマンの妻であった母ですが、娘に対するこの即興の説明は、彼女が「子どものことだからそのうち忘れるであろう」と思っていたとしたら、それは大きな誤りでしかなく、言葉のインパクトと共に幼心に刻み込まれ、末永く今に至るまで私の「共産党に対する見方」を規定したようです(な訳ありませんが)。

その後大学生の時だったか毛沢東語録くらいは読みましたが(今でいう「ネタ」として)、私はその後共産党とは無縁の生活、選挙権を得てからも一度も共産党に投票したことはありませんし、そもそも共産党の主張に無関心で、今まで過ごしてきました(尚、自民党の御代が続いたお蔭で父も「死刑」になることなく、定年まで無事そのサラリーマン生活を全う致しましたが)。



ところが。
先週の衆議院予算委員会国会中継を見ていて、私はすぐに質問している議員の名前をググりました、その議員の名前は、

吉井英勝







そして吉井議員は、「泣く子も黙る共産党」選出の国会議員だったのでありました(京都大学工学部原子核工学科卒 衆議院議員近畿比例ブロック 党中央委員、党経済産業部会長)
先ずは彼のホームページのメッセージ欄の下にまとめてある、最近の国会での質問をお読みください。
http://www.441-h.com/message.html


3.11後の今、これだけ具体的且つ正確に原子力発電所の危険性について予見し、国会で質問していた議員がいたとは、驚くばかりです。吉井議員にとっては、今回の福島原発の事故は、「想定外」でも何でもなかった訳です。


何故歴代政府はこの議員(選挙によって国民に選ばれている)の質問に対して真剣に対処しなかったのでしょう?


自民党政権時代から何度も質問が出され、政権交代後も続いていたというのに。この原発の危険性については、自民党民主党は同じ姿勢だったということになります。


何故東京電力はこの議員が呈していた危険の可能性を考えてみなかったのでしょう?



けれども。


何より私自身、こんな真っ当なことを主張している議員の存在を今までどうして知らなかったのでしょうか?


その答は簡単です、幼い頃刻み込まれた記憶で共産党に対して・・・という言い訳は通用しません、私も一応判断力のようなものもある、いい年したオトナですから。それは私が単に、現実から目を背けていた、つまりじっくり考えなくてはいけないことを後回しにして文明の快楽に身を委ねてきたからなのですよね、きっと。

けれども。

弁解させて貰えれば、ついこの間まで(3.11以前)、世の風潮は

原発は安全であり、世界有数の日本の経済活動と生活レベルを保つためには原発廃止』は非現実的。そんなきれい事を言い放つのは(例えば共産党)、分別のある大人のとるべき態度ではない。」

ですよね。

何故ならば前述のように日本では、「原発廃止」というのは、名前を言ってはいけないあの政党*1が唱える他の政策、「自衛隊反対」とか「安保反対」とか「大企業増税」とか未だに「共産主義」という文言が入る党綱領と一緒くたにして、私たちの前に示されていたから・・・と今更の弁解をしてみますが。実際、「原発反対」と叫ぶ人たちを、「ああ、いつものああいう人たちね。」と、その時点で思考停止して見ていたのです、少なくとも私は。



さて、私の考えはいつものように迂回ルートに入ります・・・


ドイツには共産党がない

って知ってますか?私はドイツに行って初めて知りました。ていうか、私のドイツ語の先生がドイツ人にはありがちなのですが「政治の話が大好き」で、私のようなドイツ語レベルの生徒にまで、「政治ネタ」の会話を振ってくる中で知って、半信半疑であったものの、それ以上ドイツ語で先生に突っ込む訳にもいかず、Google先生にお世話になって色々と調べて得心したのですが。でも普通「ドイツには共産党がない」と聞けば、「えっ?」と思いませんか?だって、「敵の敵は友」ではありませんが、「戦前ナチスに迫害された共産党⇒戦後はヒーロー」の図式になると思いますよね。ところが、戦後復活したドイツの共産党は、1956年に連邦裁判所によって解散命令が出されているのです。この1956年の連邦裁判所の命令は同時に、ネオナチとされた社会主義者帝国党、という政党にも解散命令を出しています。右と左両極のものに解散命令とはこれ如何に?先生に聞いてみたところ「憲法(Grundgesetz)違反だから。」ときっぱり。そこでまたまた、「えっ、ドイツには信条の自由、結党の自由ってないわけ?」と疑問が湧いてくるわけですが、彼女いわく、「より重要である=wichtiger」とのこと。つまり、ドイツの憲法では、

自由で民主的な基本秩序を侵害したりドイツの存立を危うくすることを目指す政党は違憲であるとされており、連邦裁判所は、連邦議会連邦政府などの提訴により政党の違憲性を判断する(戦う民主主義)*2

と定められていて、それはナチスが民主主義の手続きを踏んでやがては政権を握った過去の歴史によるものだとのこと。
この時、実は私の脳裏を幼児の記憶、即ち冒頭の母の言葉(「共産党の世の中になったら、パパは死刑」)、がよぎったのです、「やっぱり、怖い政党なのね。」と。
そして共産党の存在しない国ドイツで「反原発」の政党と言えば、有名な緑の党ですが、この「緑の党」は1998年から2006まで連立政権の与党の中にいて、「将来の原子力発電所全廃」へとシュレーダー政権を導きました。それが、ドイツを太陽光発電容量世界一位の座にも導くことになるのですね、政府の無策でシェアを落とした日本とは対照的に。ちなみに「緑の党」の党首、フィッシャー氏はこういう方ですけど、







彼には4度の離婚歴があり、ただ今5度目の妻と暮らしています。



ちなみに「緑の党」と連立を組んでいた社会民主党SPD)のシュレーダー元首相は、







離婚の回数で1回負けて(?)いて、3度の離婚歴で4度目の妻、です。
で、私が何を言いたいかというと、両氏の離婚回数ではなくて、何せ「ドイツの存続を危うくする」共産党はとっくに解散させられていますから、イデオロギーに関係なく、「死刑」になる心配なしに(!?)、「反原発」という自分の意思を政党に安心して(?)託すことができる、ということなのです。

一方。

フランスでは、真逆の現象です。

共産党原発を推進

というか、「大国」フランスが核実験をし核兵器を所有することを是とし、右も左も国を挙げて原子力推進の国ですから。つまりドイツとは全く違う形ですが、原発イデオロギーとは関係ないのです。




・・・ということを、吉井議員が質問している姿、及び過去の質問(それは本当に今回の事故を予見していた貴重な質問だったのですが)を見ながら、考えました。
日本では逆に、本来はイデオロギーとは関係ないはずの原子力発電所の問題が、何故かイデオロギーというか、一部の政党と一緒になって捉えられていて、まともな議論がなかったのでは?ということです。

否、それは政党間のイデオロギーの対立ですらなく、単に長らく政権にあった自民党が全ての利権を独り占めにする構図があり、それは原発だろうがダム建設だろうが何でもそうだったのでしょう。

アメリカの日本占領政策があり、そして冷戦の時代が高度成長期に重なり、「共産党=アカ」「共産党は怖い」という刷り込みが入っている、冒頭の「死刑」発言をした母のような考え方は決して珍しいものではなく寧ろこの世代の大多数の感覚だったのだと思います、そして実はこの世代が原発を推進してきた世代なのですが。だから国政選挙でも地方選挙でも、例え原発に不安があってもどうしたって自民党に投票してしまったのだと思います、原発問題の本質に対しては思考停止のまま。逆に言えば、原発の安全性に不安があっても、この世代の人たちは投票用紙に共産党の候補者の名前を書くのは難しかった、ということです。

ドイツは、共産党がないことで「原発問題」がイデオロギーとは別の問題となり、フランスは、右派も左派も「原子力発電」にはこぞって賛成するということでドイツとは全く違う形ですがイデオロギーとは別の問題になっているのは興味深いことです。

今回の地震を機に、日本人もイデオロギーとは別の問題として原発問題を考えることができれば、それがやっとこの問題に正面から向き合う第一歩になるのではないかと思うのです。




・・・というようなことを、連休の前から少しずつ書いていたところ、私よりも遥かに真っ当に今の事態について語っていらっしゃる方がいらっしゃいました。
5月4日のNHK「ニュース・ウォッチ9」での、作家の高村薫氏へのインタビュー「この国と原発事故」です。以下、引用。

原発の問題が、常に賛成か反対かに分かれ、常にイデオロギーと一緒にされてきた、それが非常に不幸なこと
私たちは消費者あるいは国民として、イデオロギーや政党色を置いて、まさに科学技術として、どのように技術的評価が行われてきたかのかを知りたい。

原発を扱った小説「神の火」*3 *4
を書いた高村氏をして、
「自分が生きている間によもやこんなことが起こるとは思わなかった。」
と言わしめる今回の福島原発の事故による今の状態について、更に氏は語ります。


私たちが今できるのは、逃れられない現実に耐えて見つめ続けるか、あるいは目をそらしてなかったことにするか、逃げるか、なんです。
私は逃げてはならないと思う。
現実に福島で、生まれ育った土地、仕事、家も子どももある土地を追われて、現実に今日明日にも逃げていかなくてはならない方たちがおられる。
それをなかったことにして、「まあ、時間が経てば元通りになる」という根拠はどこにもない。

と語る高村氏。ここでキャスターの大越氏がこう訊ねました。


「これだけのことがあっても、今の豊かな電力供給を原発が担っている以上、私たちはそこに乗っかって生きていく道を無意識に選択している人も多いですよね?」


実際今、福島第一原子力発電所の事故を目の当たりにし、且つ水や野菜や牛乳や魚や子どもたちが遊ぶ運動場まで放射能汚染に晒されているニュースを見つつ、東京電力管内に住んでいる私たちでさえ、「原発に乗っかって生きていく」ことを「無意識に選択」しているから、「節電」なんて言っても結局は生活を殆ど変えずに生きているわけで。きっと例えば西日本では「無意識」とも感じないくらい、勿論被災地の人々に対する思いはあっても近くの原発から供給された電力の上に成り立っている今の生活を当然「選択」していると思います、それは良いとか悪いとかの問題ではなく、阪神大震災の時に神戸の人たちが電気も水もない環境で生活していた時に東日本の豊かな生活は全く以前と変わりなく続行されていたのと同様ということで。

そして大越キャスターのその問いに対して高村氏はこう答えました。


「これまでと同じように生きる」という選択肢はないんだと思っています。
私自身は、今すぐには無理だけれども、10年とかいうスパンで考えた時に、日本は脱却して次のエネルギー社会に進んでいくべきだと思っています。
原子力発電という技術を否定するものではありませんけれど、「日本は地震国なので無理だ」と、そういう理由です。


これを聞いて、私はつらつら長々書いてきたこのエントリーを全部消して、私が言いたいことを全て簡潔に言ってくださっている高村氏の言葉を一言一句漏らさず写経して、このエントリーにしようと思ったのですが、まあ行きがかり上(?)高村氏の必要十分なお言葉に屋上屋を重ねさせていただくことにしようかと思い直しまして。


私もついこの間までは、原発に対して「容認」というか、否、「無関心のまま無意識に乗っかる」立場でした。「3.11」直後、福島原発の事故をテレビとUstreamで見続けている時でさえ、「もう絶対に原発は要らない」などとは思いませんでした。「必要悪」というと言葉が違うかもしれませんが、「100%安全でなくても、これ(原発)以外に選択肢はない」と思い込んでいたのです。それが未曾有の地震から日にちが経ち、福島原発の状況は決して良くはないのですが、原発事故以外の今の状況から、逆に「脱・原発」に向かわなければならないと思わせられるのです。
例えば先日のエントリーにも書いた、これからの復興を「楽観的」に思わせてくれる多くの人々の姿に加えて、大企業から個人商店まで必死で節電しようという日本人の真面目さ、今まで「絶対実現しない」と思われていたこと(サマータイムの導入、首都機能移転クールビズを超えてポロシャツ通勤、夏休みの長期化、等々)が実現はともかく議論されるようになったこと、を見ていると、高村氏が言うように
「この原子力発電所からの電気に依存する社会から、日本人ならば世界の他の国々に先駆けて、脱却できるのではないか」
と思えるように変化してきたというか。この涙が出るほど感動的な日本人の復興への行いの全てが、更なる原発事故によってチャラにされてしまうことだけは避けなければならないと思うように変わってきたのです。
今日本人全員こんなに心を一つにして復興目指して頑張っていますが、

他の原発でまた「想定外」の事故が起こって地域の人々が避難しなければならないような状況が起こったら?

福島原発放射性物質の放出を東電が止めることができなかったら?

世界の人々の同情や共感が日本人から離れることは勿論、今頑張っている人々がもう一度立ち上がることが出来るのか?

と思ってしまうのです。


そして高村氏のインタビューの最後の部分と同様、私も「これまでと同じ価値観、人生観ではもう生きていけない」と強く感じています、これも人によって「以前と全く同じ価値観」のままの人もいますけど。
更に、

「日本は地震国なので無理だ」

という言葉は、シンプルに事の本質を突いていると思います。
日本は、地震に対しては世界有数の備えもあれば国民の意識も高いと思います。一方、科学技術に関しても、原発が作れるくらい世界有数かもしれません。しかし、地震原発と両方のコンビネーションは無理なのですよ、そこがドイツやフランスとの違いであり、ドイツやフランスがやっているから、というのは大間違いなのです。
ドイツで、「ドイツのおばさま方とケーキを食べる会」というのに入っていたのですが(この経緯についてはまたいずれ書きますが)、ある時私の目の前で二人おばさま(推定年齢60歳?)が議論というか口論(ドイツ人は真剣に意見を主張するので、日和見日本人には喧嘩のように見える)になったのですが、その議論のテーマが、

「今まで生きてきて、この地方に地震があったか否か?」

ですよ!片方のおばさまは、「確かに一度、地震があった。」と主張、もう片方のおばさまは、「いや、今まで一度だって地震があったことはない。」というお立場で。震度3くらいの地震ならば驚きもしない極東の地震国の住人の私には、無益な論争にしか見えませんでしたが、そういうことなのです。中部ヨーロッパには地震がないのです。だから、ドイツ駐在時近所の家が一度大改装をしたのを半年くらいにわたってじっくり観察したことがあるのですが、見事に「柱」とか「支柱」というものが見当たらない家の建て方なのですね、3匹の子豚の末っ子は平気でレンガを積むだけ(鉄筋も何も通さずに)でお家を建てますし。ライン川のすぐ横の地下トンネルの上に高層ビルが建った時もそうでしたが、日本ならば巨大な鉄骨が何本も打ち込まれるところですが針金のような鉄筋がひょろ長く入っているだけの土台の上に建てられているのです!!!夫はその下を車で通るたびに「日本ではありえない!」と呻いていましたけど。「9.11」の時、倒壊した貿易センターのビルもそうだったことは映像で覚えている方も多いでしょう。彼の地ではそれで全然オッケーなのです、地震なんてないから!地震の心配なんてせずに、家を建ててビルを建てて原発作って大丈夫なのです。・・・だけど日本は違います。

「日本は地震国だから無理だ」

この一言に尽きます。
「イタリアが国民投票原発を廃止して、高い電力料金を払い、他国から電気を買っている」ということも私はドイツに住むまで知りませんでした。フランス、ドイツをはじめ他のヨーロッパの国々にとっても、イタリアで原発事故が起こったら放射性物質は国境を越えて飛んでくるでしょうから、そうならないよう、原発なしのイタリアを支えるため、せっせとイタリアに売電しています。確か今回の福島の事故の影響で、イタリアでは予定されていた、原発を再開するか否かを問う国民投票が無期限で延期になったのですよね、それはそうでしょう、

イタリアは地震国だから無理だ

ですよ!ついでにイタリア関連で思い出したのですが、今福島県産のものだけでなく、日本の他の地方の産物が海外で輸入規制や不買にあっていますよね。生産者の方々はその理不尽なとばっちりに深刻な影響を受けているのですが、思い起こせば、チェルノブイリ原発事故の時、日本の消費者も、イタリア産のパスタやチーズをボイコットしたのです。確かに当時、チェルノブイリから遠く1500kも離れたイタリアの平原にも風に乗って放射性物質が運ばれたのですが(東京は東海村からは120km、福島第一原発からは200km、浜岡原発からも250km圏内)、私たち日本人は「イタリア産」というだけで、それがイタリアのどの地方でとれたかなんてお構いなしにいっしょくたにして考えていたのですから、今の海外の人々の反応を責めることはできないと思います。スーパーで、イタリア産のパスタは敬遠され、「ママー・スパゲッティ」(日清製粉)がやたら売れていたのを覚えています。

そういうことを考えていると、最早考えても仕方ないと思いつつ、やっぱり思ってしまいます、

もし地震津波だけで、原発事故さえなかったら!!!

と。地震津波からの復興は、私たち日本人ならば必ずできるような気がするのですが、原発事故は悲観的になってしまいます、それもどんどん。
しかし、この現実は現実として直視しなければ、これから生きてはいけないと思います。ですから、

福島の原発事故がなければよかったのに!と思うのではなしに、

もう一回日本で原発事故が起こったら、今度こそ日本は終わりだから、二度目の「原発事故」だけは阻止しなくてはいけない!

とこれからのことを考えなくては、と思う今日この頃。そして、同じように考えている人が増えていることが、楽観材料。



追記:
以上を夕食後にアップしようと思っていたら、菅総理が「浜岡原発4、5号機の停止を要請」というニュースが!!!これは「変化」の一歩なのか、それとも急な決定は「東海地震近し」という確かな情報があるからのか?・・・そういえば、やはり先月参議院予算委員会社民党福島瑞穂党首が、菅総理に「いますぐ原発を止めると、この場で言ってください!」と迫っていましたっけ。*5

*1:ハリー・ポッターのヴォルデモート(He-Who-Must-Not-Be-Named)のように恐れられていた、という意味では勿論なくて。

*2:http://webcache.googleusercontent.com/search?q=cache:CzSebvn0w_UJ:ja.wikipedia.org/wiki/違憲審査制+ドイツ基本法

*3:

*4:

*5:福島瑞穂氏については、福島瑞穂社民党首を巡る雑感 に書いた事があります。