2013-01-01から1年間の記事一覧

心ならずも読んでしまった、村上春樹最新作「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」 雑感

もう新作が出ても買わないつもり、読まないつもりだったのに*1・・・買って読んでしまいました、それも発売日に。 アレルギー・クリニックに行く途中、「今日は予約とっていないから待たされるかも。じゃ、本でも買っていこうかしら。」と本屋さんに入ったの…

東京大学の新しい語学プログラムと慶応大学の学期スケジュール変更のニュースについて 雑感

新年度を迎えて、日本の大学の改革(案)が報道されています。先ずは先週入学式が行われたばかりの東京大学。朝日新聞によると、 (前略) この春、東大は動いた。一つは、英語での論文提出を課す半期の授業を1年生全員に必修をしたことだ。英語で論文を書く…

日本のお父さん、お母さん、大学入試や国家公務員の採用にTOEFLが導入されてよいと思いますか?

去る3月21日に、自民党の「教育再生実行本部」から以下のような提言がなされたのですが、異論が続出したそうで、一週間後の28日に早くも朝令暮改ならぬ「提言の了承を見送る」決定がなされたとか。 最初の提言は以下のようなものです。 大学受験資格にTOE…

「結果が全て」と、安倍首相は言う。

テレビはあまり見ない私ですが、国会中継は割とよく見ます。テレビに張り付いてしっかり見るわけではないのですが、「議論」を見るのが好きなのです。議論を「聞く」ではなく、敢えて「見る」と書きましたが、映像というのは恐ろしいほど全てをそのまま映し…

2013年「浪人」考

以前「父、祖父の代から3代にわたって東京に住んでいる」という知人に聞いた話です。 3代にわたっているのは東京住みということだけではなく、3代にわたって東大出身で、その他親戚中に東大卒がゴロゴロいるんだそうですが、皆が皆現役で合格したわけではな…

「東大文一足切りなし、最低点203点」から見えてくること

センター試験については、今までも散々書いてきたので、今年はもう書くこともないだろうと思っていたら、 東京大学は、25〜26日にある文科1類の2次試験(前期日程)へ向け、受験者の一部を大学入試センター試験の成績を基に門前払いする「第1段階選抜…

AKB48峯岸みなみの「丸刈り謝罪」事件について  

AKB48の峯岸みなみ(敬称略)の丸刈り謝罪に関して、それはもう沢山のブログや記事を読みました。 殆どの意見は、「気持ち悪い」「やらされているのかもしれないが、不快だ」というものでした。(以下、黄色斜字体は、この件に関する意見を私なりにまとめた…

 「 朝日新聞土曜版「be 」:子どもの声は我慢すべきですか?」を読んで雑感   これしきのことに「寛容」という言葉を使わなければならない日本で子育てするのはツラいですね。

妊婦さんや子育て中の母親に対する世間の非寛容な風潮については、拙論ながら今まで何度もエントリーを上げていて(文末に挙げておきます)、言いたいことは書き尽くしているつもりでしたし、昨年さかもと未明氏の一件の時にもがっつり書いたので(これも同…

「13歳の息子へ、新しいiPhoneと使用契約書です。愛を込めて。母より」に関して、日本のおふくろ的雑感

13歳の息子へ、新しいiPhoneと使用契約書です。愛を込めて。母より(Hana.bi)-BLOGOS(ブロゴス) この記事は、ネット上で賛否両論を巻き起こしました。 賛成意見は多くの「素晴らしい」というブックマークを見ればわかりますが、一方「過保護」「気持ち悪い…

朝井リョウ著「何者」の、ネタバレをぎりぎり回避した(回避できてないかも?)感想

2012年の暮から2013年のお正月にかけて、年を跨いで読んだ本。 何者作者: 朝井リョウ出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2012/11/30メディア: 単行本購入: 7人 クリック: 317回この商品を含むブログ (96件) を見る 「作者の朝井リョウって誰?」とおっしゃる向…