夫のドイツ赴任顛末記②

①の最後で「ドイツとドイツ人」を舐めていた、と書いたけれども、子供達の帰国後の学校・受験についても全く舐めていた、というか

何も考えていなかった

のが本当のところである。

「ドイツとドイツ人」を舐めていたせいで、その結果私自身が尋常でなく苦労しまくったが、まあそれも今となっては面白い経験だったと言える。

けれども、子供に関しては親の都合で海外に連れて行って、そしてそのまま外国に移住するわけではないのだからいつかは日本の学校に帰らねばならない子供達の、いわゆる「帰国受験」について、「舐めていた=何とかなると思っていた」、ことは、大いに反省している、結果的には何とか子供二人とも国立大学、国立の附属高校、に押し込んだとはいえ。
「海外から帰国して中学受験」というのは、私は門外漢なので何も言えないが、「帰国して高校受験」「帰国して大学受験」というのならば、先ずのアドバイスは、

赴任が決まったら子供も出来るだけ早く海外に帯同すること
ということだ。
勿論、行った先の学校の受け入れ云々もあるだろうが、それは個々様々なので敢えて言及しないが、「学年の切りがいいところで」とか「一学期が終わってから」「少しは日本で英会話とか習わせてから」などと言っていないで、とにかく可能な範囲でなるたけ早く現地に行くことである。

父親が海外赴任になった瞬間から子供の「帰国受験」は始まっている

のだから。