*ドイツ人はデカい ① テレビでは分からない

オリンピック中継をテレビで見る時に、

液晶大型テレビでもプラズマテレビでもわからない、
もうすぐ発売される(らしい)
3Dテレビでもわからないこと。
それは、

ドイツ人がどれだけデカイか!

ということだと思う。カラダの大小というものは、テレビ画面の中だけでは到底実感できることではなく、実際に自分の大きさと比べて動物的に感じなくては分からないことなのだ。
私(♀)の身長は159cm、これはごく平均的な日本人女性の身長だと思う、服のサイズは9号。
このスケールである私は、初めてドイツに上陸してフランクフルト空港でエレベーターに乗った時、最初の衝撃を受けた。
乗り合わせた12~14人の中で、コドモである息子と娘を除いて、
私が一番小さかった、
というか、
埋もれていた!
巨人国のガリバーの気分。周囲が人間の壁。動物的本能なのか、人はこういう時、訳もなくもの凄い不安を感じるものらしい。

色々な統計があるが、ドイツ人男性の平均身長は180cmを越え、ドイツ人女性は168cm。ちなみに、男子の平均身長が180cmを超えている国は、オランダとデンマーク。オランダは女性の平均身長が170cmを超えているが、これは日本男性の平均とほぼ同じ、である。

しかもガリバーたちは、単に身長が高いだけではない。

体積比は長さの比の3乗

だから、例えば身長が10センチ違っても、そのカラダ全体の大きさ、というか威圧感というのは、単に「10cm 」の差ではなくもっともっと大きいということだ。
おまけに、ガリバーたちは、骨格がまた違う。
私は「ドイツ人に混じってドイツ人の教師に英語を習う」というコースに通ったことがあるのだが、そこに巨人ドイツ人カップルがいた。男性も大きい(多分190cmくらい)のだが、女性(まだ20代後半)は、私が人生で出会った「一番身長の高い女性」であり、やはり180mを超えていたと思う。休憩時間になると皆エレベーターで1階に降りて飲み物など買うのだが、その狭いエレベーターの中で大和撫子である私が伏し目で立っているその視線の前に彼女のお尻があるわけなのだが、均整のとれた彼女のそれは、「ウマのお尻」そのもの!一度彼女がまさに白黒のアニマルプリントのスカートを履いていたことがあったのだが、本当にシマウマさんのお尻そのもの、なのである。彼女はその巨大な身長なのに(というのが偏見かも)可愛らしいスタイルがお好みのようで、夏ということもあり、毎回スカートやワンピースなのだが、花柄のシフォンぽい(巨大な)スカートにくっきりと下着のTバックが透けて見えた時には、農耕民族の私は(?)何故か吐きそうになったものだ。

オリンピックのカーリングで、日本チームがドイツと対戦してい負けた。私はテレビでドイツ人チーム、特にスキップの迫力ある選手、

(ちなみに女性です、念のため)
を見て、「いたいた、ドイツ人にこういう人!」と、懐かしいだけでなく、あの動物的感覚を思い出した。調べてみると、この迫力満点のAndreaは、身長173cm、この同じチームの他3人のうち2人も170cm以上の身長。確かにカーリングはガタイで勝負する競技ではないが、同じ氷上に、170cm以上の女傑たちが聳えている、というだけで、日本チームの大和撫子(161〜166cm←これでも日本人の平均よりは随分高い)はさぞや圧迫感を感じたと思う。そして身長だけではないのだ、これが。ドイツ人女性はガタイがとにかく立派。スタミナが違うと思われる。

興味が出て来て調べてみたら、案の定、ドイツオリンピックチームはガリバーだらけ(下記のサイト参照)。
http://olympia.ard.de/olympia/home/index.html
ドイツ語分からなくても、左側の「Curling」とか「Ski Alpen」とかをクリックするとその競技のページに行き、選手紹介が出ている。ちなみに、今日現在、メダル獲得数では、ドイツはアメリカに次いで2位なのだが、ドイツ人金メダリストの身長は、
女子5人が、162cm、165cm、170cm、178cm、182cm、
男子3人は、188cm、191cm、195cm、
この巨大さは、
テレビではわからない!

ボブスレーやらアイスホッケーチームの選手も、軒並み180cm以上で、さぞデカイのだと想像される。勿論日本人でも身長が高い人はいるけれども、国際大会のあるスポーツ全てにその高いアスリートを揃えることができるか?というとそれは絶対的に難しいし。
とにかく、そういうテレビではわからない巨大なガタイの外国人選手の中で、日本人選手は頑張っているのである。