表参道・原宿ファストファッション巡り

今日は思い立って、表参道・原宿の

ファストファッション巡り

をしてきた。
普段、家で心地よく着るための服をいくつか買いたかった。
それから、ダウンは飽きたので、ダウンじゃないタイトな普段用コートが欲しかった。

先ず地下鉄の表参道の駅から地上に出て、表参道の東側を歩いて

Benetton

http://www.benetton.com/portal/web/guest/home
に入る。まだ買わない、下見。
ドイツでベネトンを見た時には、他のファストファッションと比べて価格が若干高めなことと、センスがイマイチ、というか、色使いが「ドイツ」に馴染まない印象があったが、店を一回りした感じでは不思議なもので綺麗な色使いが新鮮。寧ろ、今私が買いたいものに近いテイスト。
まあ、ベネトンはまだ「ファストファッション」なんていう言葉がない遥か昔の私が学生時代からもう既にあったし。


次は明治通りの神宮前交差点を西に渡り、少し行った左手の

マンゴ
http://www.mango.com/oi/index.html
ZARAと同じくスペイン発のこのブランドは、ドイツやパリでも店舗数こそはそのZARAH&Mよりも少ないけれど、店の勢いというか客と店員のノリはずっと上だったと思う。商品も常に入れ替わり勢いがあったのだが。
日本のここのショップははっきり言って、死んだようだった、この立地にして。
置いてある商品も、売れ残りを集めたような、何の刺激もない品揃え。
パリのオスマン通り(だっけ?)のマンゴの、店全体が熱病に罹ったようなバーゲンシーズンを知っている身からすると、すごく残念。
去年の冬にドイツのマンゴで買った、すごくシックでタイトな黒のコートを丁度今日着ていたのが空しかった。

で、マンゴを出て明治通りを神宮前交差点に戻ろうと思ったら・・・。
さっきは気がつかなかったが、この前まであった

GAP
http://gap.co.jp/

が消えてる!
11月に裏原宿のビストロに食事に行った時には、友人とそのGAPで待ち合わせたというのに!
何故消えたの?
※帰宅して早速調べたところ、原宿駅前の旗艦店が昨年の11/7にオープンしたのに併せて、今年になってから1月3日に原宿店は閉店したそうだ。
在りし日(?)の「GAP原宿店」


素早く立ち直って、若者をかきわけ道を渡りラフォーレの向こうにそびえる、

H&M

http://www.hm.com/jp/#/startasia/

へ。ドイツではイトーヨーカ堂もしくはジャスコ並みのH&Mだが、日本では例によって未だに「舶来品信仰」なのか、何だかポジションが違う感じ。
店内に入ると、何故かまだ本格的バーゲンはやっていなくて、「小物・アクセサリーだけが50%」と、目玉商品ていうのか一部だけが安くなっていて、「全店あげてのセール」という感じではなかった。ていうか、「全店あげてのセール」になると逆にまともに見られないだろうから、セールじゃなくてよかったのだが。だけど、ヨーロッパのH&Mの圧倒的物量を知っている身からみれば、H&M原宿店は品数があまりにも少ない。H&Mはチープさに目をつぶれば、圧倒的品数と回転の早さが取り柄なのに、ここ原宿店では同じものがフロアのあちこちで売られている、って感じ。言い換えれば、フロアを種類の少ない同じ商品で埋めてる、というところか。それと、去年の冬ドイツのH&Mで遭遇したのと同じものが、原宿店では山のように積まれて売られている。例えば季節外れの半袖チェックのぺらぺらのブラウスとか、赤、黒展開の綿で裏地なしピーコート、とか。まさかヨーロッパの売れ残りを日本に持って来た?と思えるほど。なので「久しぶりにH&Mで山ほど買いものするぞ〜」と勇んでやってきた私だったが、結局何も買わず。一応数点試着はしましたが。ついでに試着室が暗くて、迷路みたいなところ。女性の私が試着するのに、男性の店員に案内される。店内は結構な数のお客がいるけど、試着室は閑散としている。日本人はあまり試着はしないから。とにかく試着室も陰気で気分も上がらず。
そしてその隣りにある、かの有名な、でも私は未体験ゾーンの

Forever21

http://forever21.co.jp/

へ。何か店員さんが揃いも揃って貧相なのは何故?商品は限りなくチープ感が漂う。「西海岸から生まれたアメリカンカジュアル」と聞いていたのだが、「アメリカンカジュアル」というよりも、化繊のレースのフリフリやらスタッズやらスパンコールやらアニマル柄など、下品なテイストの服ばかりでちょっとびっくり。ところが、そんな中に突如として正統派のカジュアルアイテムが稀にあって更に驚く。その私を驚かせてくれたアイテムの中から、以下の3点お買い上げ。

またしても表参道を反対側に渡り、今度は

ZARA

http://www.zara.com/

へ。ドイツでもパリでもショップはこのガラス張りのデザインだったZARA。しかしセール中だというのに、建物のデザインは同じでもあの熱気がない。それとやはり海外のショップと比べて単位面積あたりの商品数が圧倒的に少ないと思う。店員さんのノリもまったり。ただ、試着室に日本語の上手なガイジンの店員さんがいて、その子のきびきびしたノリだけが、海外のZARAを思い出させてくれた。ドイツのZARAでは、男性の店員は皆「お洒落なゲイ」のイメージをそのまま具現化したような人が多くてそれがまた「お洒落感」をショップとブランドに出していたのだが、ここの日本人男性店員はどうも「ゲイ」そうではないし(人は見かけによらないというが)、どうもサービス精神豊富というよりも、何と言うか威圧感?今の言葉でいうと「ウザい」感じ。まあ、ZARAが贔屓な私は、試着に試着を繰り返して、以下の3点をお買い上げ。

もうこの頃には頭の中に「何と何を買うべき!」というイメージが出来ているので、とって返して、

MANGO

で、下と他1点お買い上げ。

更に振り出しに戻って、

Benetton

で、以下をお買い上げ、勿論試着も忘れずに。


最初の目的だった「ダウンじゃない、タイトなコート」は、MANGOでは不作(凶作?)、ZARAでは気に入ったものが悉く「私のサイズ」だけが品切れ、というマーフィーの法則(古い!)で、断念。

サイズは絶対に妥協してはいけない。

普段に心地よく着られるアイテムは色々と手に入ったのでよし、としようか。
寒かったけれども天気のよい「ファストファッション巡り@原宿」日和だった。