コミケ雑感

残念ながら、暮れの30日にリュック背負ってコミケに行っているのは私ではない、大学生の息子。
昨日と今日、彼はコミケに行っている、大晦日の明日も行くようであるが。
今日、頼んで買ってきて貰ったCD。

コピーだが楽譜の一部とメッセージ付き♡すっごく嬉しい!

思えば今年の私の夏は、選挙のボランティアと彼のピアノだった。
最初は偶然にニコニコで見た、「蠍火」の演奏。
D
毎晩、呆けたように何回も聞いていた。
今年の夏は、暑い夏だった。
その夏が終わってますます呆けた状態になっていた私だが、Youtubeとニコニコで彼が演奏しているものは多分全曲IPodに入れてある。
中でも、東方の曲は聞いていて理由もなく涙が出てくる程、今まで経験したことのない懐かしさがこみ上げてくる。

勿論、東方の作者ZUNさんのメロディーが元にあるのだが、それの「耳コピ」の感性が普通じゃない、音の拾い方が素晴らしい。

そして中国人ピアニストのラン・ラン(朗郎)*1や、辻井伸行*2 さんのピアノにも通じる、心地いいばかりの疾走感。

二十歳そこそこのこういうスゴい若者が日本にもいる、ということだけで一人嬉しくなる。
ただ、「コミケ」とか「東方」とか「ZUN」とか、を知っている人が私の周りにいないので(家族以外)、この感動を共有する同年代の人がいないのが淋しいけど。


ところで。
昨日は日本の大抵の企業は「御用納め」の日だったのだが、夫はその日に、中国から来た実業家と会ったとのこと。
彼は中国のある地域で、家庭向け雑貨を作る工場から、重厚長大産業の工場まで幅広く経営しているやり手の実業家で、この年末に家族を伴って来日しているそうだ。彼と一緒に日本に来た彼の一人娘の、

日本で一番楽しみにしていること

は、何と

コミケに行くこと

なんだそうだ。

中国の実業家の令嬢も歩いているコミケ

すごいじゃない?